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“市民科学”を活用した散乱ごみ調査を実施
~地域住民とともに海洋プラスチックごみの流出メカニズム解明を目指す~

2026年7月4日、バンコク市内のソーダ・コミュニティにおいて、佐々木創教授(中央大学)とマニット助教(チュラロンコン大学)との産学連携研究の一環として、株式会社ピリカのごみ拾いSNSアプリ(※1)を活用した散乱ごみ調査を実施しました。「ピリカ」は、地域のごみ拾い活動推進を目的に開発されたアプリで、拾ったごみの量や場所をスマートフォンで簡単に記録・集計・発信し、参加者同士で交流しながら楽しくごみ拾い活動に取り組むことができます。本調査は、「ピリカ」で記録・集計したデータを活用して、市街地に散乱したごみが水路や河川を通じて海洋流出する割合(漏出率)を推計することを目的としています。
調査は、マニット研究室メンバーが中心となり、地域住民約30名の参加者を迎えてワークショップ形式で行いました。まず、参加者に当プロジェクトで準備したタイ語版「ピリカ」をスマートフォンへインストールしてもらい、アプリの操作方法や調査の目的を説明した後、4グループに分かれてコミュニティ内の散乱ごみの写真撮影を行いました。撮影したごみの数を競うゲーム形式で実施され、子どもから大人まで幅広い世代の参加者が楽しみながら積極的にごみの記録に取り組んでいました。
調査終了後には、グループごとの順位発表と表彰を行いました。また、活動を通じて得られた気づきを参加者同士で共有し合うとともに、クイズ形式でごみの分別方法や環境保全について学びました。会場は終始笑顔が絶えず、楽しく環境問題について学ぶ機会となりました。
今後、収集したデータを解析し、海洋流出割合の推計を行います。今回のような住民参加型調査を通じ、地域社会と連携した持続可能なモニタリング体制の構築を進めたいと考えています。

※1 ごみ拾いSNS「ピリカ」について https://corp.pirika.org/sns-pirika/

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ワークショップで調査の目的を説明するマニット助教(左)

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タイ語版「ピリカ」のインストール方法を説明する様子

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地域住民による散乱ごみ撮影の様子

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佐々木教授(右から3人目)、マニット助教(右から2人目)と研究室メンバー