摂南大学スタディーツアーの受け入れを行いました(2回目)
2024年9月4日~5日に摂南大学経済学部の2年生1名、3年生4名、指導教官(村瀬准教授)合わせて6名のスタディーツアーを受け入れました。今回は昨年に続き2回目の受け入れとなりました。
9月4日にチュラロンコン大学にあるプロジェクト事務所でプロジェクトのレクチャーを行うと共にドライラボ、ウェットラボ、機材の紹介を行いました。9月5日は午前中にチョンブリ県サメーサン地区にある廃棄物最終処分場とウミガメ保護施設を訪問しました。また処分場を管理・運営するサメーサン地区自治体も訪問し廃棄物処分の課題や今後の展望について話を伺いました。ウミガメ保護施設ではウミガメの胃から発見されたプラスチックの展示物も見学しました。午後には同地区の島に渡りチュラロンコン大学の海洋調査施設を訪問し、島周辺で行うサンゴ礁養殖や海洋プラスチックの調査の概要について学んでもらいました。また実際に海岸でサンゴやプラスチックゴミの観察を行いました。
これら一連のプログラムによりタイでプラスチックがどのように発生し処分され周辺環境に漏出しているのか、また海洋環境にどのような負の影響を与えているのか、自治体としての取り組みや課題は何か、技術協力の意義はどのようなものかについて体系的に理解が進んだようです。学生は特にゴミの分別における課題や観光産業と廃棄部問題の兼ね合いについて興味を持ち積極的に質問をしていました。
サメーサン地域自治体への訪問の様子
廃棄物最終処分場訪問の様子
チュラロンコン大学の海洋調査施設でレクチャーを受ける様子