121. ヤンマーアグリ顧問、梅田幹雄京都大学名誉教授による特別授業(2024年11月28日)
今回は、カントー大学(CTU)と長年にわたり協力関係を築き、MoUも締結しているヤンマーホールディングス株式会社(以下、ヤンマー)のご協力により、ヤンマーアグリ株式会社顧問、梅田幹雄京都大学名誉教授をお迎えし、CTU工学部および農学部の学生を対象とした特別講義を3時間に亘って実施していただきました。ヤンマーは、構内に農業研究所を設置するCTUの重要なパートナーです。さらに当プロジェクトの共同研究モデル5「稲作における労力削減およびコメのバリュー・チェーン向上のための機械化とオートメーションの活用」における主要パートナーでもあります。このようなJICAプロジェクトを通じたご縁と、SDMD国際シンポジウム2024(プロジェクトニュース第122号参照)に合わせて来越された機会により、今回の特別授業が実現しました。
講義では、世界および日本の農業のこれまでの歴史を振り返るとともに、未来を見据えた農業のあり方について壮大なビジョンが語られました。特に、農業機械が力をさらに発揮し未来の農業を支える姿についての力強いメッセージは、工学や農学の学生たちにとって学習の指針を与える示唆に富むものでした。また、今後展開される予定のスマート農業修士課程の教育理念として重要なものであると感じました。
最後に、はるばるカントーまでお越しいただき、貴重なご講義をしてくださった梅田先生に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
関連参考プロジェクトニュース:
写真1.梅田先生の情熱あふれる講義
写真2 授業の内容に質問、コメントする田中チーフ
写真3 特別授業に参加した学生、教員と一緒に