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ラオカイ省にて有機堆肥作りを実施しました

世界最古のスパイスと言われ、アップルパイやお茶への香りづけ、漢方等にも使われるシナモン。2022年のシナモンの輸出量はベトナムが世界一です 1 。なかでも、ハノイ北部山岳地域に位置するイエンバイ省やプロジェクトの対象地でもあるラオカイ省はシナモン(カシア)の産地として有名で、栽培されたシナモンはインドやアメリカ、バングラデシュ等の国々に輸出されています。

プロジェクトでは、エッセンシャルオイルを抽出した後のシナモン残さを堆肥として再利用できるように、国際緑化推進センター(JIFPRO)の委託事業を実施している日本森林技術協会(JAFTA)を通じて支援を実施しています。この有機堆肥づくりは、ハノイにある国立土壌肥料研究所の研究員が講師となって2023年8月から準備されてきたものです。堆肥をつくるために必要な材料は、シナモンオイルを抽出した後に残ったシナモンの枝葉、家畜のふん等、住民が手に入れやすいものになっています。

その後の2023年10月10日には、ラオカイ省バオイェン郡ビンイェン地区の農協を対象として、オイル抽出後のシナモンの枝葉から有機堆肥を作る作業のモニタリングが実施されました。この際に、堆肥づくりの手順をまとめたマニュアルもベトナム語で、まとめられました。

シナモンは成長にともない樹皮だけではなく、枝葉や茎など様々な部位を販売することができるため、住民たちにとって、収入向上の良い機会になる一方、長年シナモンの栽培だけを続けていると土壌がやせてしまうこともあります。そのため、プロジェクトを通じた有機堆肥づくりによって、健全な土壌づくりとシナモン生産性の向上により、住民の持続的な生計向上につながることが期待されています。


1 https://vietnaminsider.vn/vietnam-tops-the-world-in-cinnamon-exports/

作成された堆肥づくりのマニュアル(ベトナム語)表紙

作成された堆肥づくりのマニュアル(ベトナム語)表紙

住民が協力して堆肥づくりをする様子

住民が協力して堆肥づくりをする様子

シナモンオイルを抽出した後の残さをもとに作られた堆肥

シナモンオイルを抽出した後の残さをもとに作られた堆肥

堆肥の説明、実施機関や場所が記載されたサインボード

堆肥の説明、実施機関や場所が記載されたサインボード