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プロジェクト活動を通した保健委員会の設置の促進

Agua Tibiaコミュニティ(サン・ビセンテ・ブエナバフ市保健管区事務所管轄下)では、本プロジェクトの介入前より保健ポストの保健医療従事者と住民から成る保健委員会※1が設置されていましたが、その活動は住民の高齢化などにより十分に機能していませんでした。さらに、コミュニティ人材向け研修(第1バッチ※2)が修了した後も母子栄養改善に向けたコミュニティ活動計画の実践が進んでいませんでした。

この状況を受けて、第2バッチの研修開始にあたり、まず、保健ポストが住民向けにコミュニティの母子栄養状況についての説明会を開催しました。この説明会は、住民に母子栄養改善の重要性を理解させ、彼らの関心を引き出すきっかけとなりました。その後、農村保健技官※3とプロジェクトのローカルコンサルタントが、母子栄養改善コミュニティ人材※4候補者の家庭を訪問し、プロジェクトや母子栄養課題について改めて説明を行いました。この家庭訪問により、住民一人ひとりが抱える懸念や疑問に直接対応することができ、彼らの理解と関心を深めることができました。その結果、コミュニティ人材向け研修(第2バッチ)では、コミュニティの母子栄養課題に関心を持つ住民が参加するようになり、さらに保健医療従事者と研修参加者を含む7名の住民から成る保健委員会が再構築されました。

第2バッチの研修を通じて、母子栄養課題に関心をもつ住民が保健委員会の再構築に参加したことは、保健委員会の組織力の強化と、コミュニティ全体での母子栄養改善活動の活性化につながりました。新たに再構築された保健委員会は、コミュニティのニーズに応じた母子栄養改善活動を展開するための基盤となり、持続可能な成果を生み出す可能性を高めています。

※1 保健委員会:保健委員会の目的は、保健医療従事者と協力してコミュニティの人々の健康増進のための活動を行うことです。委員会のメンバーは、コミュニティ権威者や伝統的産婆、健康促進や病気の予防に関心のあるコミュニティ住民が、住民集会で選出されます(出典 :保健省2012 コミュニティ緊急計画)
※2 バッチ:同じ研修・オリエンテーションを、対象者を変えて行うことを指します。例えば、参加者数が多く、2回に分けて同じ研修・オリエンテーションをする場合、「第1バッチ」「第2バッチ」と表現します。
※3 農村保健技官:コミュニティの積極的な参加(住民参加)を促進しながら、水と衛生、環境衛生に係る業務を担当しています(出典: 保健省 2018 保健管区のケアとマネジメントモデル)
※4 母子栄養コミュニティ人材:コミュニティにおける母子栄養改善のためのプライマリ・ヘルス・ケアサービスの提供を支援する役割を果たす、機能しているコミュニティレベルの既存ボランティアです。

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写真1:コミュニティ人材向け研修に参加する保健委員会の新メンバー

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写真2:コミュニティ人材向け研修で慢性栄養不良について学ぶ参加者

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写真3:コミュニティ人材向け研修で家庭の衛生について学ぶ参加者

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写真4:住民に母子栄養改善について説明する保健医療従事者(写真中央)