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ラオスFCPF炭素基金プログラム、期待以上の円滑さで第三者審査が完了

2023年5月にラオスは、森林炭素パートナーシップ基金(FCPF)炭素基金に排出削減モニタリング報告書の更新版を提出しました(注)。それを受けて、報告された排出削減量の正確性を評価するための第三者審査(Validation and Verification)プロセスが開始されました。F-REDD 2は、この審査プロセスの一連の段階において、森林局(DOF)を主体とするラオス・チームをリードする形で支援しています。

2023年6月には4日間にわたる技術研修を開催しました。ラオスのREDD+とFCPF炭素基金プログラムが置かれている状況のレビューから始まり、炭素勘定の全ステップについて演習形式で見直しました。DOFの森林計画調査課やREDD+課部門に加えて、ラオス国立大学森林学部や他のプロジェクトも研修に参加しました。これはF-REDD 2の支援がより持続可能なものとなるよう、DOF以外にもラオスの技術リソースを育成する目的です。ラオス・チームが一丸となって第三者審査に向かう準備として非常に有効でした。

2023年7月~8月にかけて、審査機関がラオスを訪問し、ラオス政府や他のドナーへヒアリングを行い、炭素勘定について詳細な確認を行いました。この訪問と詳細なデスクレビューを経て、審査機関からDOFに第一ラウンドの評価結果が提供されました。ラオス・チームは評価結果にある指摘事項への回答と報告書改訂を適切かつ迅速に行い、その結果、第一ラウンドをもって審査が完了するという期待以上の成果となりました。審査報告書はFCPF炭素基金のラオス用サイトに公開されています。

現在、来年第1四半期の成果支払い受け取りに向けてDOFとFCPF炭素基金の間で準備が進んでいます。その要である排出削減報告が完了したことをF-REDD 2はラオス・チームと共に大いに喜んでいます。この成果支払いが森林保全に再投資されることで、「REDD+準備」→「実施」→「成果支払い」→「森林保全促進」というREDD+の目指す好循環がいよいよラオスでも実現します。

(注)FCPFとは、世界銀行が信託を受けて運営するREDD+基金。そのうち炭素基金(Carbon Fund)は世界18ヶ国に対して成果支払い基金を予定している。ラオスに関する情報はこちらから。

第三者審査に備えた技術研修のグループワーク(2023年6月)

第三者審査に備えた技術研修のグループワーク(2023年6月)

第三者審査機関のラオス訪問(2023年8月)

第三者審査機関のラオス訪問(2023年8月)