プロジェクト終了時評価会を実施しました(2025年12月16日)
2026年5月に本プロジェクトの終了を迎えるにあたり、関係者が参集して終了時評価会を実施しました。評価会では、Project Design Matrix(PDM)の指標および DAC評価6基準[1]に基づきプロジェクトの成果や課題及び評価内容について関係者間で協議を行いました。
評価会に先立ち、プロジェクト専門家チームおよび JICA 本部からの調査団は、関連市場の視察および関係者への聞き取り調査を実施しました。市場視察では、オーガニック商品等を扱う安全作物販売店、スーパーマーケット、伝統市場を訪問し、市場関係者から農産物の生産地、流通経路、安全認証、価格動向等に関する情報を収集しました。併せて、梱包・陳列方法、農産物の品揃えや品質状況、主な購買層についても確認しました。
また、農協への聞き取り調査では、プロジェクト参加前後における生産活動およびマーケティング活動の変化、安全作物栽培の取組状況や組合員への普及状況、今後の展開等について、多様な意見を得ることができました。さらに、Provincial Project Management Unit(PPMU)との会議では、本プロジェクトで得られた知見やアプローチを、今後の農業普及活動に活用していく方針を確認しました。
評価会の結果、設定された成果指標は概ね達成されており、開発効果が高いことが確認されました。その上で、来年3月に開催予定の Joint Coordinating Committee(JCC)において、「インパクト」と「持続性」を具体的に発現させるためのアクションプランを、PPMU が策定・発表することに合意しました。加えて、経験共有セミナーの開催を通じて、先進的な農協の取組事例のみならず、一般的なレベルの農協がどのように発展してきたかを紹介し、多くの農協や農家が参考にして実践につなげられるよう、今後のセミナーを企画することとしています。
JICA本部の調査団からは、本プロジェクトで紹介した Viet-SHEP や安全作物バリューチェーンの活動・アプローチについて、ベトナム政府の農業普及方針に基づく通常活動として位置付け、実践・普及していくためのアクションプランを策定するよう提言がありました。併せて、農協が容易に取り組める事例を継続的に蓄積・共有していくことの重要性が述べられました。
プロジェクトでは、引き続きカウンターパートと緊密に協力・連携し、安全作物の持続的振興とバリューチェーン強化に向けた活動を支援していきます。
[1] JICAの評価制度とは | 事業について - JICA
安全作物販売店の市場調査の様子
スーパーマーケットの市場調査の様子
伝統市場調査の様子
ハノイPMUインタビュー
ハノイ市対象農協の視察・インタビュー
ソンラ省対象農協の視察・インタビュー
ソンラ省対象農協の視察・インタビュー
終了時評価の様子
終了時評価の様子
終了時評価の様子