コミュニティにおける児童及び若年者の犯罪防止、改善更生及び社会復帰プロジェクト
Project for Community-Based Crime Prevention, Supervision, Rehabilitation and Reintegration of Children and Young Persons in Conflict with the Law in Kenya
実施中案件

- 国名
- ケニア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- ガバナンス
- 協力期間
- 2024年1月~2027年1月
プロジェクト紹介
ケニアでは、劣悪な生活環境の中、衣食住が満たされない児童や若年者が非行や犯罪に走る傾向が見られます。しかし、児童らの犯罪防止、非行・犯罪にかかわった児童や若年者の改善更生及び社会復帰に係る地域住民の理解不足や、これを担う保護観察官の取組みは必ずしも十分ではありません。そのため、児童らがコミュニティから疎外されたり、更生の機会を得られず、治安のさらなる悪化や過激化を招いています。そこで、地域住民の理解促進、保護観察官の活動強化のため、日本の「保護司」制度を参考にした保護観察ボランティアの定着を含む、保護観察の実施体制の確立が急務となっています。
本事業は、パイロット地域における、犯罪防止、改善更生及び社会復帰についての地域住民への啓発活動、地域住民から選定された保護観察ボランティアの育成、及び保護観察官との保護観察活動を通じて、コミュニティレベルでの保護観察モデルの確立を図ります。
【上位目標】
ケニア全土において、児童・若年者の犯罪防止、非行児童・若年犯罪者の改善更生及び社会復帰が適切に促進される。
【プロジェクト目標】
パイロット地域において、地域住民、関連行政機関、及びNCAJの協力のもと、保護観察所による児童・若年者の犯罪防止、非行児童・若年犯罪者の改善更生及び社会復帰のモデルが確立される。
【結果】
1)パイロット地域において、保護観察所の役割・機能、児童・若年者の犯罪防止、非行児童・若年犯罪者の改善更生及び社会復帰に対する地域住民・行政機関の理解が深まる。
2)パイロット地域の実情に即した数のボランティアが地域住民主体で選出され、保護観察局により正式に承認される。
3)パイロット地域の保護観察所の能力が向上する。
4)パイロット地域の保護観察所による非行児童・若年犯罪者の改善更生及び社会復帰の実施体制が形成される。
5)パイロット地域の保護観察所による児童・若年者の犯罪防止の実施体制が形成される。