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32. ジョージ地区で3回目の可視化ワークショップを実施しました!

2025年6月5日、6日の2日間にわたり、ザンビア・ルサカ市のジョージ(George)地区にて、第3回目となる「大腸菌見える化ワークショップ」を実施しました(Kanyama地区で実施した2回目のワークショップの様子はプロジェクト・ニュース No.31、および下記リンク※ご参照)。
今回のワークショップには、George地区の地区代表者、ルサカ市公衆衛生局の職員、同地区の町内会メンバー、計14名が参加し、活発な議論が行われました。英語に不安のある参加者もいたため、英語から現地語であるニャンジャ語に逐次通訳を交えて行いました。
前回と同様に1日目は、WASH(Water, Sanitation and Hygiene:水、サニテーション(トイレとし尿の始末)、衛生行動)に関する簡単な講義をおこない、多くの参加者が真剣な表情でメモを取りながら学んでいる様子が見られました。続いて、参加者に「身の回りのどこに大腸菌などの汚染のリスクが潜んでいるのか」を考えてもらいました。様々な場所やモノがあげられ、多数決で汚染リスクの高い順にランク付を行いました。その後、地区内で彼ら自身が選んだ食べ物、井戸水、キッチン道具など様々なサンプルを採取し、培養しました。
2日目には、培養されたサンプルから大腸菌のコロニー数を確認しました。予想外の場所やモノから菌が検出されたことで、参加者にとっては驚きと発見の多い結果となりました。結果を受けて再度リスクの高い場所やモノを見直し、効果的な予防策について話し合ったところ、多数の予防策が参加者から提案されました。中には「今日から実践できる」予防策も多く、自分たちの暮らしに密着した形で衛生改善の意識を高める機会となったようです。
今後もルサカ市内の他地区において、このワークショップを継続的に実施していく予定です。地域の人々が自ら気づき、考え、行動につなげていけるような取り組みを広げていきます。
https://wash.africa.kyoto-u.ac.jp/splash/posts-ja/news-ja/20250630_91652/
執筆者:矢谷優季/京都大学アフリカ地域研究資料センター特定研究員

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真剣にメモをとる参加者

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井戸水を採取する様子

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サンプルを培養する様子

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培養した大腸菌のコロニー数を数える