27. デジタルPCR研修
「リアルタイムPCR」につづき、SPLASHプロジェクトで整備中の実験室の目玉とも言うべき「デジタルPCR」機器を設置し、稼働トレーニングを実施しました。このデジタルPCRは、リアルタイムPCRに比べ、陽性コントロールが不要であり、さらに一度のPCRで4種類の病源体を同時に測定できるという特長があります。そのため、煩雑な陽性コントロールの準備を省けるだけでなく、複数の病源体を一括で定量することができ、作業の効率化が図れます。水や食べ物を介してヒトに感染し、下痢などの症状を起こす病原体には、細菌、ウイルス、または原虫に分類される様々な種類があります(プロジェクト・ニュースNo. 2ご参照)。SPLASHプロジェクトでは、これらの病源体が生活空間のどこに、どの程度存在しているのかを明らかにすることを目的に、デジタルPCRを活用し、多様な病原体を効率よく測定するための手法の開発を進めています。
デジタルPCRシステム
システムの運用法についてデモを受けるUNZAスタッフ
システムの運用法についてデモを受けるUNZAスタッフ
システムの運用法についてデモを受ける京大研究者(中央)
システムの運用法についてデモを受けるUNZAスタッフ(中央)