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3. SPLASHプロジェクト研究テーマ2 「水・衛生の改善策による下痢リスク低減効果の推計」について

みなさん、こんにちは!!SPLASHプロジェクトで研究テーマ2を担当しています、京都大学大学院工学研究科附属流域圏総合環境質研究センターの浅田安廣(准教授)です。
研究テーマ2では、研究テーマ1のグループと協力し、下痢症リスク低減に向けた水・衛生環境の改善策について検討していきます。改善策には、簡単な処理を行うなどの技術的改善策と手洗いの頻度などの非技術的改善策といった大きく2つの考え方があります。改善策の効果を見るためには、 実際の現地でどのように生活しているのか、その中で水をどのように使っているのか、飲んでいるのかを知ることが重要です。そして、飲み水も含め、生活で使用している水が下痢を引き起こす病原体によって汚染されているのかを把握することが非常に重要になります。そこで、研究テーマ2に関わるグループが中心となり、現地で水や様々な生活必要品の汚染について調査を実施しています。
現地調査では、微生物による汚染の指標となる大腸菌、そして下痢を引き起こす複数種の病原体の調査を行っていく予定です。この調査が進むことにより、病原体がどこから汚染するのか、ヒトが病原体を体内に取り込んでしまう経路はどこか、などの下痢を引き起こすリスクが大きいポイントが徐々に見えてきます。そして、病原体の汚染を明らかにすることで、それを制御するための方策についても見つけることが可能となります。
さらに、この調査自体は将来的にザンビア大学で行うことを目標としていることから、ザンビア大学で実施可能な病原体の調査方法についても検討しています。これにより、ザンビア大学が中心となって水・衛生環境の改善に向けた調査を将来に渡り、実施していくことが可能となります。

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京都大学大学院工学研究科附属流域圏総合環境質研究センター 浅田安廣(准教授)

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