デジタル地形図整備計画
The Project for the Development of Digital Topographic Map
実施中案件

- 国名
- ブータン
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 水資源・防災
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2021年11月~(2021年11月~2025年7月)
- 供与額
- 7.96億円
プロジェクト紹介
ブータンでは近年、多発する大規模な気象災害が国民の人命・生活への大きなリスクとなっています。また、気候変動の影響による水源枯渇や都市部の生活用水の需要増加による水不足等に対する水資源管理も課題となっています。同国政府は「気候変動や災害に強靭な開発」や「持続的な水」を緊急度の高い成果目標に掲げていますが、これら政策立案に向けた各種分析においては、基盤となる信頼性の高い地形図が必要です。
日本は、技術協力「国家地理空間情報作成プロジェクト」(2015~2017年)にて、ブータン南部地域において、縮尺1/25,000の高精度なデジタル地形図の整備等を支援しましたが、残る北中部内陸地域においては、まだ整備されておらず、同国政府が取り組む防災及び水資源管理等の計画立案・分析での活用のためにも、デジタル地形図の早急な整備が求められています。
この協力は、ブータン北中部内陸地域及びブータン主要都市部を対象としたデジタル地形図を整備するものであり、防災対策及び水資源管理推進に必要な各種開発計画立案のための基盤となる地理的空間情報を整備し、都市環境の悪化に対する脆弱性の軽減に寄与します。