プノンペン首都圏送配電網拡張整備事業（フェーズ2）（第一期）

カンボジアの首都プノンペンは、人口約 170万人を抱え、国内電力需要の7割を占める経済の中心地であり、同地域での電力安定供給は、最優先課題の一つとされています。しかし現状では、拡大する需要に電力供給設備が追い付かず、また、系統制御システムの未整備から停電発生時の範囲が拡大し、復旧にも長時間を要する状況にあることから、早急な電力設備の増強が求められています。この協力（フェーズ2第1期）では、変電所（各2ヵ所）の新・増設、送配電網拡張（架空送電線敷設、地中送電線敷設、配電線敷設）を支援します。これにより、首都圏の電力供給の安定性を高め、同国の経済発展に寄与します。