貨物専用鉄道建設事業(フェーズ1)(第四期)
Dedicated Freight Corridor Project (Phase 1) (4)
実施中案件
- 国名
- インド
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 運輸交通
- 借款契約(L/A)調印
- 2020年3月~
- 借款契約額
- 1300.00億円
プロジェクト紹介
インドでは、貨物輸送量が毎年伸びている一方、鉄道輸送が占めるシェアは低下傾向であり、大量輸送が可能で道路輸送に比べ環境配慮型である鉄道の整備・強化は同国の持続的な経済成長においても不可欠な課題となっています。特に、首都デリーと東西の玄関港であるムンバイ、コルカタ、及び南東部のチェンナイを結ぶ「黄金の四角形」と呼ばれる路線の貨物輸送量は全国の約65パーセントを占めており、今後もコンテナ貨物の増加や農産物・鉱工業資源の輸送量の増加が見込まれることから、輸送能力の強化が求められています。この協力(フェーズ1第四期)では、デリー首都圏~ムンバイ間及びルディアナ~デリー~ソンナガル間のうち、特に整備優先度が高いとされるハリヤナ州、ラジャスタン州及びグジャラート州の主要都市を結ぶ新線を建設し、全自動信号・通信システム及び高出力かつ高速の機関車の導入などを支援します。これにより、今後高い成長率が見込まれる貨物輸送需要への対応及び物流ネットワークの効率化を図り、同国の広範な経済発展に寄与します。