ヒマーチャル・プラデシュ州作物多様化推進事業(フェーズ2)
Himachal Pradesh Crop Diversification Promotion Project(Phase 2)
実施中案件
- 国名
- インド
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 農業開発/農村開発
- 借款契約(L/A)調印
- 2021年3月~
- 借款契約額
- 113.02億円
プロジェクト紹介
インドのヒマーチャル・プラデシュ州は、ヒマラヤ山麓に拡がる山岳農村地帯です。同州の農業には3つの課題(穀物の生産性の低さ、高付加価値作物の栽培ポテンシャルの未活用、農業生産物を市場に適切に届ける環境の未整備)があります。同州政府は、第1及び第2の課題について州内5県を対象に、本協力のフェーズ1を通じて生産基盤整備や技術指導等による穀物生産性を向上させ、野菜等の生産拡大による作物多様化・高付加価値化を図りました。また、第3の課題に対しては、農産物加工・保存技術の普及、市況を勘案した栽培(オフシーズン栽培)、露店での販売促進などの取り組みを行いました。これらにより、農家の収益向上が実現しました。本協力(フェーズ2)は、同州全県において、小規模灌漑やアクセス農道等の農業生産基盤整備、農家組織化・農業技術支援、マーケティング振興支援や農業局機能の強化等による農産物の販売強化を行うことにより、作物多様化・高付加価値化及び対象農家の所得向上を図り、同地域の社会経済発展に寄与します。