中南米カリブ諸国では様々な自然災害が発生し、防災能力の強化は喫緊の課題です。中でも地震・津波の多発国であるチリに対してJICAは長年、耐震基準改定や津波対応力の強化等を支援してきました。本プロジェクトは、日本とチリが培ってきた防災分野の技術と知見を中南米カリブ諸国にも普及し、各国の技術や経験を共有して国際的なネットワークを構築することが目的です。チリの政府や大学、地域社会等と連携しながら、中南米カリブ諸国の研究者や行政官を対象にした研修やセミナーを開き、防災分野の人材育成を図ります。また、日本からも各分野の専門家を派遣し、国際社会における防災の主流化を推進していきます。