ジブチ政府は、海上安全・警備を所管し、海賊や難民・移民、密輸・密漁等の問題に対処する海上法執行機関として、設備・運輸省傘下にジブチ沿岸警備隊(DCG)を設立した。DCGは、年々組織を拡大しており、設立当初100人程であった人員が現在は千人規模に増員された。このような急速な拡大を受け、訓練体制の構築のほか、より高度な法執行能力の習得や海事技術、船艇の維持管理能力の向上が求められている。このような状況から、本事業は、DCGの法執行にかかる技術及び訓練能力並びに巡視艇の運航・維持管理にかかる能力のさらなる強化を図り、DCGの法執行にかかる現場対応能力の向上を支援するものである。