インドネシアでは、気候変動の影響を受けて国内の食料生産量が2015年と比較して2050年には38パーセント減少することが予測されており、インドネシア政府は農業保険導入に向けた取組みを推進しています。インドネシアでは2012年よりJICAプロジェクトの支援により農業保険のパイロット事業が開始されました。パイロット事業を経てコメの主要生産地において損害補てん型農業保険が本格実施されていますが、農業保険の更なる定着と普及に向けては課題があります。この協力では、現行の農業保険制度の実施能力強化と、作物生産リスクを軽減するためにインデックス型保険の導入を視野に入れた支援を行います。