プロジェクトワーキンググループの会議が実施されました

2019年12月6日

12月4日、第14回プロジェクトワーキンググループ会議が実施されました。

今回のワーキンググループの会議では、10月に本部の調査団がプロジェクトの進捗を評価するために来訪した際に提示された11の推奨事項(プロジェクトニュース2019年10月14日参照)に今後どのように取り組むか、また看護師を対象にした活動を今後どのように進めるかについて協議しました。

推奨事項は、主に総合診療研修が効果的に継続され、その成果が国の政策のもと適切に活用されること、また看護師の指導者の育成が確実に実行され成果につながるように環境を整備することなどを意識したものです。

現在、保健省および保健開発センターでは、これら推奨事項を2020年の年間活動計画に組み込む予定です。特に医学生や若い医師たちが、総合診療研修の魅力や意義を正しく知り、地域で研修することがいかにモンゴルの国の未来に貢献することになるか理解することは、重要なことです。また国の方針に合わせ、研修できる施設を整備して増やしていくことも重要です。これらの活動を遅滞なく、かつ効果的に実施することができるよう、準備していく必要があります。

看護師に関する活動も今後さらに重要度を増します。特に2020年は、国際看護師・助産師の年でもあります。その記念すべき年に、看護師向け指導者養成研修が実施され、看護師教育の質向上、ひいては看護師の能力向上につながる活動を国の方針に従って実施することができるよう、関係者と連携していく必要があります。

残された期間の活動が確実に成果を上げ、そしてモンゴルの国に根付くものとなり、ひいてはモンゴルの地域医療の質の向上につながるよう、引き続きプロジェクトの役割をしっかりと果たしていきたいと思います。

モンゴル国一次及び二次レベル医療従事者のための卒後研修強化プロジェクト
チーフアドバイザー 井上信明

【画像】保健省会議室にて行われたプロジェクトワーキンググループ