総合診療研修に関する広報活動を進めています(続報)

2020年5月15日

プロジェクトでは、2018年10月から開始された総合診療研修について、その効果や意義を適切に学生たちに知っていただくため、広報活動を開始しています。その第一歩として、広報活動のワーキンググループを立ち上げ、広報の専門家である増田専門家から指導を受けました(プロジェクトニュース2020年3月27日参照)。今回はその続報です。

増田専門家の指導を受けたあと、ワーキングループのメンバーたちは映像資料を作成するためのシナリオ作りに取り組んでいました。総合診療の意義を説明するだけでなく、実際に研修医の生活に密着したり、卒業生の活躍の場を取材したりして、研修を受ける前の学生たちに、総合診療研修に興味を持ってもらい、具体的なイメージを持ってもらうことを目指しています。

映像資料を作成するために、映像作成のプロにお願いすることになりました。出来上がったシナリオをもとにプロデューサーとも協議し、内容を確認しています。方向性が定まれば、数週間にわたり、実際に映像撮影に取り掛かる予定です。またオルホン県地域診断治療センターやチンギルテイ地区病院を訪問し、取材も行う予定です。

この総合診療研修は、モンゴルの地域医療の質を向上させることを目的に計画されています。ぜひ多くの学生たちにその目的や意義を知っていただき、興味を持っていただくことができればと思っています。

モンゴル国一次及び二次レベル医療従事者のための卒後研修強化プロジェクト
チーフアドバイザー 井上信明

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ワーキンググループのメンバーが集まり、シナリオの内容について協議しました

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映像制作会社の方達との面談の際には、オンラインでオルホン県地域診断治療センターのスタッフも参加しました(スマートフォンに写っています!)