パプアニューギニア独立国(以下、「PNG」)は世界で最も豊かな生物多様性を有する地域のひとつである。同国の人口約730万人の8割以上が村落部に居住しており、彼らの日常生活や日々の生計は、依然として自然生態系に依存している。
PNGはNGOのConservation Internationalが選定している、生物多様性が特に高い17の国(17 Megadiverse Countries)の1つであり、固有種の数に関して世界で6番目に生物多様性が高い国とされている。豪州外務貿易省によると、PNGには世界の1%以下の土地に、世界の5%の生物種が存在するとされている。
同国の憲法では、…