南太平洋に浮かぶ島国、サモアの水道事業は、サモア水道公社(SWA)により運営されており、全人口の約85%にあたる約16万人がSWAによる給水サービスを受けています。水源は比較的豊富に存在するサモアですが、高い無収水率(60%以上)や雨季の濁水処理対応、水道料金徴収の低迷など、SWAは様々な課題を抱えています。 これまで、沖縄県宮古島市による草の根技術協力事業「サモア水道事業運営(宮古島モデル)支援協力」や、沖縄県企業局が実施する課題別研修「大洋州 島嶼における水資源管理・水道事業運営」等を通じ、SWA職員は漏水対策技術の習得や適切な浄水処理法の理解など一定の成果を得ることができましたが、…