タイのバンコク都では、人口増加や経済成長に伴う自動車交通量の増加によって交通渋滞が深刻化し、それに伴う経済損失や大気汚染が大きな社会問題となっています。そこで日本はバンコク都の渋滞緩和に資する協力を開始し、面的な交通管制が可能である日本式信号システムをパイロットプロジェクト対象地域に導入するとともに、中期的にバンコク都全体へ拡張する計画を策定します。さらに交通渋滞の原因の一つと言われる警察官の手動操作による非効率な信号機操作を改善するため、信号機操作のためのガイドラインを作成します。これら一連の活動を通じてバンコク都の渋滞緩和を目指します。