タイでは、2010年に策定されたバンコク首都圏鉄道マスタープラン(M-MAP)がバンコク首都圏の各種都市鉄道事業の基礎となっていますが、需要予測の精度向上、駅・ルートや他交通モードとの連結性、都市鉄道と都市整備計画の統合促進等の課題への対応策や将来の新規路線の整備計画を含む新たなマスタープラン(M-MAP2)策定の必要性が高まっています。本事業は、バンコク首都圏において、タイ政府の新たな鉄道需要予測モデルに基づく需要予測及びM-MAP2詳細計画策定への支援を行うことにより、タイ政府の鉄道マスタープラン策定能力強化を図り、持続可能で総合的な交通ネットワークの整備に寄与するものです。