第1回模擬アフリカ連合(AU)会議の実施

2024.05.07

模擬アフリカ連合会議について
模擬アフリカ連合(AU)会議は、大学生が中心となる模擬AU実行委員会が、JICA、UNDP(国連開発計画)、上智大学(予定)等の共催を得て、今年初めて開かれる大会です。第1回目の会議は、2024年8月23日(金)に東京にて開催されます。

大会コンセプト
みなさんはアフリカについてどの程度ご存知でしょうか。日本から遠く離れた大陸、というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

日本とアフリカの関係の歴史は長く、双方の社会・経済の結びつきは拡大し続けています。日本政府、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行およびアフリカ連合委員会(AUC)が共催するアフリカ開発会議(Tokyo International Conference on African Development:TICAD)は、1993年から日本とアフリカの両方にて開催され、2025年には9回目を迎えます。気候変動や紛争、金融不安などグローバルな課題が複雑化する中、2050年にはアフリカの人口は世界人口の4分の1を占めると予測され、国際社会においても発言力を増すアフリカとのパートナーシップを考えていくことはますます重要になっています。

模擬AUは、2025年に横浜で開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)を見据え、若者が主体的にアフリカ諸国の持続可能な発展とパートナーシップについて考える初めての試みです。

アフリカ連合(AU)とは?
アフリカ連合(African Union)は、アフリカ55の国・地域が加盟する世界最大級の地域機関です。エチオピアの首都アディスアベバに本部が置かれ、アフリカの政治的・経済的統合の実現と紛争の予防解決を目的としています。AUが発足した(アフリカ統一機構より発展改組)2002年から、日本政府は常駐大使を任命し、閣僚を出席させるなど、AUとの繋がりを重視してきました。AUの側でも、2010年からTICAD会議の共催パートナーになるなど、相互に関係強化が図られています。

模擬AUとは?
今年初開催となる模擬AU会議では、模擬国連と同様、学生がアフリカ諸国の代表の立場となって話し合いを行います。あらかじめ決められた議題に沿って、自国(自分自身が代表する国)の利害を加味しながら他国と交渉を重ね、複雑な問題について議論していきます。今回の模擬AUでは30以上のアフリカ諸国を各グループに割り当て、アフリカ諸国の経済・社会・平和について話し合います。また、各グループには割り当て国出身のアフリカからの留学生や研修生などがメンターとなり、情報収集や議論形成に一緒になって取り組むほか、各国の在京大使館からもアドバイスを受ける予定です。

今回の議題
2024年の模擬AU会議の議題は『 グリーンエコノミー・気候変動 』です。アフリカ各国と国際課題について、日本およびアフリカ出身の仲間と真剣に学び、熱く議論する模擬AUに、あなたも参加してみませんか?

【大会概要】
日程:2024年8月23日(金)予定
会場:対面・未定(東京)
主催団体:模擬AU実行委員会
共催団体:UNDP、JICA、上智大学(予定)、各国大使館
議題:『グリーンエコノミー・気候変動』
使用言語:
・公式討議(各国代表役が1分ずつ行うスピーチ)―英語
・非公式討議(各国代表役の学生同士で行う議論/交渉)―日本語
・成果文書―英語

【参加者募集概要】
参加者:日本に住む大学生
応募要件:
・アフリカに関心を持つ大学生以上の学生(修士・博士課程含む)
・会議当日までの2024年6月–8月の期間、本会議に関連したイベントや準備活動にコミットメントできる方(必須)
・会議を進行可能な程度の英語力を有する方
・模擬国連の経験があると望ましい(未経験者もサポートが付くため応募可能)

募集人数:80名程度(ペアまたは一人での応募可)
参加費用:無料、遠方から参加の場合は2024年8月の大会開催時の交通費について支給
応募方法:https://forms.gle/TJuyYxy5XrV7F84L7 (Googleフォームにて申し込み)
応募期間:2024年5月29日(水)まで
お問い合わせ:JICAアフリカ部 計画・TICAD推進課 渡守 Tomori.Mai@jica.go.jp

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