進化し続ける岡山の環境教育

2023.08.28

第10回おかやま環境教育ミーティング出展のご報告

合言葉は「次の10年へのキックオフ!」

 2023年8月8日(火)に「第10回おかやま環境教育ミーティング」が開催され、JICA中国も参加しました。おかやま環境教育ミーティング実行委員会、岡山県、(公財)岡山県環境保全事業団の主催で実施された同イベント。参加者の中には、10回すべてに参加しているという方もおられ、県内での環境課題への関心の高さがうかがわれました。
 イベントの合言葉は、「次の10年へのキックオフ!」。環境教育に関わる54組織、約300名が参加し、つながりをつくり、これからの行動のきっかけを得ることを目的に交流しました。午前には、全員参加のオリエンテーションに続き、ブース展示が行われ、それぞれの取り組みについて紹介し合いました。その内15ブースが、中、高、大学生による出展で、次代を担う若者の力に感動しました。JICA中国のブースでは、実は、県内の企業や教育機関などが、JICAとの協働により、開発途上国における環境課題にも取り組んでいることなどをご紹介しました。

ブースにてJICA事業の紹介

「グローバル/グローカルに環境活動に関わる自分の未来」

午後には、11の分科会が行われました。JICA中国は「環境 x 国際協力 x 自分」という分科会を担当し、中学生から社会人の方まで13名が参加してくださいました。目的は、グローバル/グローカルに環境活動に関わる自分を想い描くこと。小グループでの自己紹介の後、藤原健史教授(岡山大学)、増田勇希氏((特活)ひろしまNPOセンター)、川原和眞氏(西粟倉百年の森林協同組合)に、ご自身のキャリアと、環境教育や環境活動との関わりについてお話しいただきました。その後は、ワークシートを使って、「グローバル/グローカルに環境活動に関わる自分の未来」を想像し、そこに到達するための具体的なアクションなどについて各自が考え、グループ内で共有しました。分科会参加者からは、「幅広い年代の人たちと話ができて、とてもよい時間になった。」「みなさんのキャリアプランが多種多様で、自分の将来を見つめ直せた。」「行動に向けて背中を押してもらった。」などのコメントをいただきました。ご参加くださったみなさま、講師のみなさま、ありがとうございました!

自身のキャリアと環境活動について紹介する川原氏

グループワークで、皆さんからの意見を引き出す藤原教授(中央)

学生・企業・団体・行政が一堂に会して、今日を振り返る

このイベントの素敵なポイントの一つは、最後に、一同が再度集まり、振り返りが行われたこと。学生、企業、団体、行政など、多様な参加者で構成された小グループで、印象に残ったことや、今後何に取り組みたいか、そして、そのためにどのようなアクションを起こすかなどについて、ワイワイと共有しました。そこでまた、今後につながる新たな出会いが生まれ、会場全体に笑顔と笑い声が溢れていました。

環境分野での岡山の強みを存分に感じられ、前向きな力をもらった、何とも楽しく、幸せな時間でした!

草の根技術協力事業について
おかやま環境教育ミーティング | 環境学習プラザ「アスエコ」

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