セネガル×アクセシビリティ

2023.07.13

視覚障碍者とセネガルにサッカーしに行ってきました!

7月3日(月)、広島市内で「視覚障碍者とセネガルにサッカーしに行ってきました!」というイベントを開催しました。

今回お話いただいたのは、元ガーナ隊員で広島県JICAデスクもしていた羽立さん。
ガーナ隊員として現地の盲学校でPC指導やブラインドフットボールを普及していた羽立さんは、帰国後も県内でウォーキングサッカーの活動に参加したり、世界各国のユニフォームを集めたりと大好きなサッカーに関わり続けていました。
今回のセネガル渡航は、WITH PEERのメンバーとして。
WITH PEERは元セネガル隊員が立ち上げた団体で、スポーツを通じて「障害」なき世界の実現を目指している一般社団法人です。
羽立さん初のセネガル渡航は、とても刺激的で熱を浴びるような渡航になったようです。

羽立さん

今回の渡航は、ブラインドフットボール元日本代表の落合啓士さんも同行。
落合さんとセネガルの町を歩いて、視覚障碍者当事者として見える町の様子やバリアを調査しにいきました。

首都ダカールには、首都内移動ができるシステムの整った電車が通っており(会場にいた元セネガル隊員からは驚きの声が!)、その綺麗さとシステムの整い具合にセネガルの経済発展と熱量を感じることができたようです。
しかし、まだまだ馬車が通っていたりロバが使われていたりとアナログな面も持ち合わせているセネガル。
ロバが車より静かだったり、バック音がならない車が走っていたりと、「白杖があって道に慣れても、サポートは必要」と実感したとのこと。道がまっすぐではない、舗装されていないなど目で見てわかるバリアもありますが、目で見ているとわからない音の情報など。
その他にもブラインドフットボールの試合や、現地の視覚障碍者支援団体のお話など、動画や写真を通してコロナ後のアフリカ渡航とセネガルでの活動についてたくさんお話をしてくださいました。

協力隊を終えてからも世界と繋がり続けることはなかなか容易ではありませんが、国際協力は様々な関わり方があります。
WITH PEERのこれからの活動が楽しみですね。

今回のイベントは「セネガル×アクセシビリティ」とニッチな内容ではありましたが、参加者の皆様から積極的に質問や意見交換が行われました。
参加してくださった皆様、羽立さん、ありがとうございました!

セネガルを歩く落合さん

イベントの様子

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