沖縄県平和祈念資料館で、カンボジアに今も埋まる地雷の恐ろしさ等を伝える写真企画展が始まりました -市民に訴えかける平和の博物館づくりを目指す-

2024.02.08

2月7日から沖縄県平和祈念資料館で「CMAC写真企画展 カンボジア王国-争いの歴史から安全・平和な社会づくり」が開催されています。
こちらは沖縄の経験を活かしてカンボジア地雷対策センター(CMAC)に対して実施されている、JICA草の根技術協力事業「地雷対策を通した平和と人間の安全保障の啓発・普及のための博物館づくり」の来日研修の一環です。研修は1月15日から始まり2月8日に終了しましたが、この4週間の研修でCMACのスタッフは効果的でわかりやすい展示技術や、演出方法、平和の大切さを心に訴える情報発信方法など、沖縄から多くを学びました。
研修の成果を県内の多くの方々に見てもらおうとこの写真企画展は開催されています。カンボジアの地理や過去の内戦などの歴史について、また同国内の地雷や不発弾の恐ろしさ、埋没状況が写真パネルとともに紹介され、人々の安全と平和を守るためにCMACが実践している命がけの活動について知ることができます。本企画展は2月21日まで開催予定です。

2月7日に実施されたオープニングセレモニーでは、CMACプムロ副長官、今回の研修員代表のパンジャさんも参加してテープカットを行い、研修員が自ら写真パネル等の説明を行いました。
CMACのスタッフたちはカンボジアに帰国後も、沖縄の研修で学んだことを活かし、市民に平和の大切さを訴えかける展示を行う博物館づくりに取り組んでいきます。

CMACプロム副長官(左から3人目)と研修員代表のパンジャさん(左から2人目)

カンボジアの地雷埋没状況を説明する研修員

パネルを前に写真が撮られた背景を説明しました

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