JICA北海道アフリカ体験セミナーを実施しました。

2023.10.03

アフリカを 知ろう 学ぼう 考えよう

今回の異文化体験は2本立て

9月30日(土)、JICA北海道アフリカ体験セミナー「アフリカを 知ろう 学ぼう 考えよう」を開催しました。当日は、子どもから大人まで21 名の方にご参加いただきました。

アフリカってどんな国?実体験を通してアフリカを知る

講師の石井さん

まず、講師の石井優子さんの自己紹介でセミナーが開始。どのように石井さんがアフリカと出会ったのかをお話しいただきました。アフリカの子どもたちの力強い笑顔を見て『一緒に暮らしたい!』と思ったことがきっかけで、保育園の先生だった石井さんはその経験を活かし、アフリカのNGOで教育支援活動を始めます。スラム街の様子や、日本とケニアの教育制度の差を教えてくれました。

ウガンダの料理"ポショ"

次に、アフリカの給食について、アフリカ各地には食文化の差があって、なぜそのような差が生まれたのかを気候や、宗教、植民地時代の影響などの理由と共に紹介してくれました。JICA北海道(札幌)のレストラン・カフェ「地球こうさてん」でも「ウガンダ給食プログラム」でアフリカの一般的な給食を実食できます。詳しくは下記のHPをご参照ください。
(注)10名以上からご利用いただけます。
https://www.jica.go.jp/domestic/hokkaido-hiroba/information/visitor/index.html

薪と水が入ったバケツで通学を体験してみよう!

薪を運ぶ参加者

小学校へ通えない子どもの半分はサハラ以南のアフリカに集中しています。学校へ行けない理由として、家庭のために労働しなければならないことがあげられます。ケニアでは、小学校・中学校が無償になり、学校に行く子どもたちが増えている一方、薪や水を運ぶ家事はなくなりません。そんなアフリカの通学路を参加者が会場で体験!体験に使用した薪は札幌国際情報高校の生徒が職場体験の一環として制作してくれました。
薪を持って『余裕』と言っていた参加者も講師の『じゃあそれを持って5キロ運ぶとしたら…?』の質問に『それは大変…』と答える様子も見られました。

一枚の布が大変身!カンガの世界一

カンガに夢中な参加者たち

色鮮やかなアフリカの布「カンガ」には様々な模様と、文字がプリントされています。ことわざや格言が書いており、布を送ることでその言葉を送るという素敵なアフリカの文化も紹介してくれました。
会場には様々なカンガやキテンゲ(布)を用意し、参加者が触ったり巻いたりそれぞれカンガを楽しんでいました。服にも、抱っこ紐にも、帽子にもなるカンガに子どもも大人も夢中でした!

アフリカってどんなイメージ?

セミナーの様子

アフリカと聞くとサバンナなどをイメージする方が多いのではないでしょうか。次に石井さんが紹介したのはケニアで普及されている「M-PESA(エムペサ)」という電子マネーシステム。銀行口座を持たなくても送金ができるなど、ICT(情報技術産業)が進んでいるアフリカにびっくりする参加者たち。エムペサは首都だけでなく、農村部でも広まってきています。

みつろうラップを作ろう!

みつろうラップ作成中

最後にみんなでエコで便利な「みつろうラップ」をアフリカの布を使って作りました。何度も使えるし、柄もカラフルで気持ちも嬉しくなりますね。慎重にみつろうラップを作っていた参加者の皆さん。アフリカを感じながら、プラスチックの削減をしましょう!

「とても満足しました」の声を多数いただきました!

集合写真

アンケートでは「アフリカに行ってみたいという気持ちになりました。」「もう一度、アフリカについてのセミナーみたいなものをやってください。お願いします。面白かったです。」というご回答をいただきました!また、「アフリカの続編やアジア、中南米体験などもぜひ行ってほしいです。」という声もありました。今後も日本で世界を感じられるようなセミナーなどをご用意いたしますので、どうぞご参加ください!

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