2023年度JICA北海道国際理解教育セミナー実践編「参加型手法を学ぶ『授業・プレゼンに活かせるあれやこれ』」を開催しました。

2023.12.07

今回は授業に役立つ手法をアラカルトでご紹介!

11月25日(土)に2023年度JICA北海道国際理解教育セミナー【実践編】を行いました。
夏の入門編は異文化体験のワークショップでしたが、今回は授業やプレゼンなどで役立つ「参加型手法」3つにスポットを当ててご紹介いたしました。いつも以上に授業に側した内容のため、教員の方々が多くお集まりくださいました。

写真から考える、読み取る「フォトランゲージ」

写真から何がわかるだろう

一つ目の手法「何気ない日常を切り取った写真から」

みなさんがよく知るコンビニの写真。
当たり前の写真の中から、SDGsとの繋がりを見つけ他の参加者と意見交換しました。色々な人がいて、その分様々な視点があることに気づかされました。普段意識しないけど、自分はこう考えていることがわかったという意見もあり、自分自身を見つめなおすことにも繋がったようでした。

ゲームを通して学ぶ、インドの実情

蛇とはしごに翻弄されるは参加者のみ??

二つ目はゲームを使っての手法です。サイコロを振ってゴールを目指すという至ってシンプルなルール。ゲームスタートとともに、みなさん子どものようにサイコロを振り始めます。しかし、これはただのゲームではありません。時間が経つにつれ、参加者の方々に表情の変化が。「あれ?」「なんか変だぞ」そのおかしさに気が付いてきたようです。シンプルなゲームに少し工夫を加えることで、とても効果的な教材になるという学びが得られたようでした。

あなたの一番は?誰かの一番は? ランキングという手法

グループごとにランキング発表

三つ目の手法は、前段階として「パーム油」の問題、課題を体験的に知ってもらうところから始まりました。
参加者の方々には、この課題に対しての取り組み案を提示。実際に取り組みたいことをそれぞれランキングしてもらいました。皆さん悩みながらもそれぞれのランキングを完成させましたが、できあがったランキング模様は参加者によって実に様々でした。
多様な価値観があり、話し合うことで別の視点に気づき、尊重し合いながら更なる新しいランキングが生まれていく。そんな合意形成されていく様子が見られました。

以下は参加者の方々の言葉です。
「様々な手法を体験できた!」「実践トレーニングでわかりやすかった」「参加型学習手法を体感しながら開発教育を同時に学べた」「体験型の技を増やすことができました」「知らなかった活動が多く、自分の引き出しを増やすことができました」

今回はいくつもの手法を紹介するという新しい研修の形の試みでしたが、本セミナーで紹介した参加型手法が、皆さまの授業、発表に活かされることを願っております。

※本セミナーの講師は、北海道開発教育ネットワーク(D-net)の方々にお願いいたしました。

関連リンク:北海道開発教育ネットワーク(D-net)

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