技能実習生と地域の取組を知るセミナーを実施しました。

2023.12.13

団地での取り組みに関わる人たちが一堂に会して

会場の様子

11月17日(金)石狩市花川北コミュニティセンターにて、2023年度JICA北海道外国人材受入れ・多文化共生セミナー『団地から始まる多文化共生~知ろう、技能実習生と多文化共生~』を開催しました。オンラインでも配信するハイブリッド形式で実施しました。 対面、オンラインで併せて約50名の方にご参加いただきました。

会場の様子

石狩市のUR花川中央団地には、現在、技能実習生を中心に多くの外国人が居住しており、団地を管理する(株)URコミュニティ、受入企業のコープフーズ(株)石狩工場の方を中心に、団地での共生に取り組まれています。
今回のセミナーでは、技能実習生をはじめ、団地で関わる人達が一堂に会するものとなりました。

技能実習生からのお話

前半の講演の部では、最初に外国人技能実習機構(OTIT)札幌事務所の方から、技能実習制度と北海道の技能実習生の概要について、お話をいただきました。その後(株)URコミュニティのご担当者から、住居を提供、団地を管理する立場からの取組、技能実習生や受入企業との関わりについて、
受入企業のコープフーズ(株)石狩工場のご担当者から、技能実習生を受け入れるにあたっての取り組みや、一緒に働くにあたって心がけていることなどをお話いただきました。前半の最後には、技能実習生の生活指導と通訳を担当される方、そして、技能実習生から日本での仕事や暮らし、将来の夢について話していただきました。

団地から始まり、広がる地域での共生の輪

後半パネルトークの様子

後半、パネルトーク形式の座談会では、団地の自治会の方、石狩市の事業を実施している石狩国際交流協会の方も交えて、技能実習生ら外国人の受入れにあたっての団地の様子や、団地の取り組みがどのように、地域に広がっていったのかを伺いました。

事後アンケートには参加者から
・「いろいろな立場の人が発言されたので、実習生を受け入れた地域と企業の様子が立体的に理解できた。」
・「普段意識していないだけで身近に技能実習として来日している方がたくさんいるのだ、ということを改めて実感しました。」
・「技能実習生」「外国人」という枠ではなく、地域住民の一人として受け入れられる地域づくりをしなければいけないと思いました。」
などの、セミナーを通じて、技能実習生や多文化共生についての認知や理解を促されたことがうかがえる感想が寄せられました。

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