中南米地域から10ヵ国13名の研修員が来日しました!

2023.12.22

日本オリジナルモデル「道の駅」を通じた中南米地域の地域振興

2023/8/15〜9/13の日程でエルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、ホンジュラス、ボリビア、コロンビア、ペルー、ブラジルの地域開発に携わる中央政府、地方自治体職員、大学職員等13名が来日研修に参加しました!
近年、日本オリジナルの「道の駅」モデルを通じた地域開発は海外の関心が高まっています。

北海道開発局を訪問

広大な面積の北海道は日本で最多の127の「道の駅」があり、過疎化による都市部への人口流出の課題解決や自治体の魅力発信に繋がる「道の駅」は経済的、社会的に大きな効果を上げています。また、北海道は他の都府県と比較して都市間距離が離れており、主要観光地へのアクセスが困難である点など、中南米を含む途上国と類似した状況にあるため、課題克服策や特徴・規模が異なる多様な「道の駅」が途上国の参考事例に適していると言えます。

道の駅ニセコビュープラザを視察

研修では、北海道の13の「道の駅」と類似する施設の視察を行い、それぞれの地域特性や運営形態、特産品のブランディングなどについて学びました。

道の駅ピア21しほろを視察

研修での学び、帰国後の活動について

研修修了時には、参加者から「ある程度の知識を持って参加したが、多くの疑問を解消することが出来た」、「現在の仕事に有用な情報を得ることができ、この学びを基に新たなアイディアや戦略、アプローチに貢献できるだろう」「期待以上だった」等とポジティブな感想が述べられました。
また、帰国後は、過去に同じ国から参加した研修員との情報交換や連携、他国の研修員の道の駅を視察するなど、各国の研修員が地域振興に向けて活発な活動を行っている様子が報告されています。

視察後にグループワークで振返りを行う様子

中南米地域の研修員の積極的で好奇心旺盛な姿勢から学ぶ事も多くありました。JICA北海道は引続き北海道の事例を通じた途上国の地域開発分野の支援を続けていきます。

帰国後、グアテマラの研修員がエルサルバドルの研修員を訪問した様子

帰国後、研修員が地域の生産者向けに知見共有を行う様子

<関連リンク>
研修員受入事業

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ