豊浦町立豊浦小学校にて世界の民族衣装をご利用いただきました。
2024.01.26
JICA北海道では、「世界の民族衣装や展示パネルの貸し出し」を行っています。今回は、豊浦町立豊浦小学校で民族衣装をご利用いただきました。利用報告が届きましたのでご紹介いたします。(以下、ご報告内容になります。)
光村図書 小学三年生 「マサラップ」内容項目:国際理解、国際親善
日本の文化と異なる他国の文化も、その国の人々は自分が日本の文化を大事に思うのと同じように思っていることを気付かせたいと思いました。
1時間目の道徳では、世界の衣装を通して、自分の国や他国の文化について考えを深めさせたいと考えました。
以前、インドネシアからの留学生をホームステイさせた時にお土産でもらったインドネシアの民族衣装を着て授業をしたので、児童は、初めから興味・関心があったようでした。
授業の終わりにJICAから借りた衣装を紹介し、初めて見る衣装に驚きながら、それぞれの衣装の素敵なところをたくさん見つけました。
「宝石みたいなのが付いていて鮮やか」「着るのが簡単そう」「編んで帽子が作られていてすごい」などの声が上がりました。
2時間目は、もう少し国際理解について深めさせたいと思い、2019年度教師海外研修のキルギス訪問での教材を基に授業をしました。
JICAから借りたキルギスの男子用衣装の文様を見て、「かっこいい!」と声が上がりました。
キルギスと日本の同じと違いについて、衣装や学校の様子などの○×ゲームをしました。
そして、キルギスと日本の写真を見比べながらそれぞれの同じところや違うところを探しました。「車の形は同じだけどナンバーの文字が違う。」とか、「キルギスでも日本でもごみの分別をしている。」とか、細かいところまで見てよく気が付いていました。
授業が終わってから、「他国の人々と仲良くするために必要なことは?」の問いに、「相手のことを考える」「優しくする」「笑顔」などの感想がありました。
また、JICAから借りたメキシコの帽子の色合いを見て、国旗と同じになっていることに気付いた児童もいました。
帽子に込められた人々の思いにも触れることができ、興味・関心から、他国の文化や人々を尊重する気持ちへと繋げることができたのではないかと感じました。
関連リンク:JICA北海道 教師海外研修
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