千歳市立みどり台小学校に地域で働く外国人が訪問!~異文化交流プログラムのその後~

2024.02.09

千歳市の瀧建設興業株式会社より6名の外国人が学校を訪問しました!

2月1日、千歳市立みどり台小学校の近郊に事務所を構える「瀧建設興業株式会社」の技能実習生や外国人従業員計6名が訪問しました。千歳市立みどり台小学校は9月にJICA北海道の開発教育事業である異文化交流プログラムを行っており、中南米から来たJICA研修員が訪問。日本文化を通して6年生との交流を行いました。その後、授業内で外国人への日本文化紹介を作成しましたが、実際に発表する機会を設けられないかとの相談があったことから今回の訪問が行われました。

子ども達手作りの名札を下げた6名

ご協力いただいたのは千歳市にある「瀧建設興業株式会社」のみなさん。25名を超える技能実習生を受け入れ、国際理解教育にも力を入れていきたいという思いを持っていらっしゃいます。今回参加してくださったのは、バングラデシュ、インドネシア、スリランカ、ラオス出身の技能実習生と、ロシア出身の従業員、全部で6名です。

盛り上がった日本文化紹介・体験の様子はこちら!

児童手作りの国旗

児童の発表の様子

リコーダー演奏と、手作りの国旗に迎えられた6名。日本語で自己紹介をしてくださいました。日本でバングラデシュの人と働ける会社を作りたい、自分の店を作りたい、多くの方々はそんな熱い夢を持って日本で技能等の修得に励んでいるそうです。それぞれ、自国の好きな食べ物やスポーツの紹介も行い、休憩時間にはスリランカのプラディープさんが児童にクリケットがどんなスポーツか、説明する様子も伺えました。

児童たちは「和食」「家」「生け花」「着物」など日本の文化をスクリーンを使って発表。北海道名物でもある海鮮丼がどのように広まっていったかも紹介してくれました。

より盛り上がりを見せたのは、伝統文化体験。特大サイズ、手作りのだるま落としは残念ながら全員が成功できず。児童と外国人の皆さんが入り混じって行ったケンケンパは、じゃんけんが強いロシアのマクシムさんが大活躍。インドネシアのアジさんは、インドネシアにもケンケンパに似た遊びがあるが、ルールが違いますと教えてくれました。自分の国の遊びも児童の皆さんに教えたいと話した外国人の皆さん。それぞれの国の遊びも、児童の皆さんと一緒に楽しむ機会があると良いですね。

日本と世界の学校の違いは?

その後は児童の皆さんから外国人の皆さんへの質問タイム。給食はどんなものがありましたか?どんな授業がありましたか?そんな世界の学校事情をお話してくれました。

質問に答えるスリランカのプラディープさん

「元気に学校生活を楽しんでください」という子どもたちへの熱いメッセージも!


最後に、外国人のみなさんからの感想を紹介します。

マクシムさん(ロシア)「色々と準備をして、面白いものを見せてくれてありがとうます。日本に住んでいるのは長いけれども、新しいことを習って面白かった。また会いましょう!」

ラハマンさん(バングラデシュ)みなさんお世話になりました。今日は、日本の文化、料理、着物、遊び方を教えてもらいました。とても楽しかったです。これから僕たちも日本の文化について勉強していきます。もっと日本の料理を食べてみます。みなさん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。」

近所のスーパーで外国人を見かけたことはあっても、どこで生活しているのだろう?日本で何をしているのだろう?そんな風に思ったことがある人はたくさんいると思います。今回の交流が、地域の結びつき、外国人の日本文化理解、そして小学生の異文化理解や多文化共生へと繋がり、より地域の外国人との交流が盛んになることを願っています。

千歳市立みどり台小学校の皆さん、瀧建設興業株式会社の皆さん、楽しい時間をありがとうございました!

集合写真(撮影:瀧建設興業株式会社)

関連リンク:2023年9月7日実施 千歳市立みどり台小学校 異文化交流プログラム
      瀧建設興業株式会社

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