【報告】「SDGsを主題とした持続可能な社会づくりとアクティブラーニングを学ぶ」第2回国際理解教育実践セミナー開催!

2023.11.09

JICA筑波は、国際理解教育/開発教育の実践に関心のある方々を対象に、国際理解教育実践セミナーを開催しました。国際理解教育/開発教育の基本や考え方を知り、授業の実践方法を学ぶセミナーです。今年度セミナーの全体テーマは「SDGsを主題とした持続可能な社会づくりとアクティブラーニングを学ぶ」です。NIED・国際理解教育センター代表の伊沢令子先生をファシリテーターに迎え、7月8日(土)、8月26日(土)の2回にわたり開催しました。今回は8月26日に開催した第2回セミナーの様子をご紹介します。

第2回セミナーのテーマは「参加型で学ぶ!国際理解教育「教材」と「プログラム」の作り方」

セミナー当日は、SDGs学習や国際理解教育/開発教育に関心のある教員の方を中心に32名が参加しました。

最初に、グループ内での自己紹介として、「最近嬉しかったこと」「人生で大切にしていること」などを共有しあい、深く相手の価値観を知りながら、打ち解け合う様子がありました。日本で出会う人同士でも同じように、大事にしているものがそれぞれ違っていることに気づくことが大事であり、多様性を認め合うことの重要性について学びました。
ワークショップでは、「国際理解教育の3つの柱」に沿ったアクティビティを展開。クイズを通して世界の多様性についての理解を深めたり、グループワークを通し、身近な他者とのつながりを実感したり、気候変動に関する報告書を通じて世界における課題について理解を深め、意見交換を行ったりしました。
その後は、国際理解教育を実践していくために必要な「参加型手法」について、実際に実践された事例について知ったり、プログラムを作成していための手法について学びを深めたりなどしていきました。

教師海外研修報告会

セミナー後半には、8月6日~16日にラオスでの教師海外研修に参加した8名の先生方による報告会が行われました。

初めに動画を用いた海外研修の様子や学びの紹介が行われました。セミナー参加者は、普段目に触れない東南アジアの景色に自然と見入っていました。
次に、海外研修参加者とセミナー参加者が混ざり合い、各テーブルでラオスで撮影した写真を見ながら気づいたことや疑問に思ったことなどを共有し合う「フォトランゲージ」が行われ、和気あいあいと研修の話で盛り上がる様子が見られました。
最後には、教師海外研修を通じて得たものや、そこから実際の授業にどう活かすかについての紹介がなされました。
ラオスでの研修で得た情報を用いるだけではなく、現地で出会った方に実際に授業に参加してもらい、生徒たちが自発的に学んでいくプログラムを構想していることなどが話されました。

セミナーの様子

教師海外研修報告会(フォトランゲージ)の様子

参加者の感想

・時間が足りないくらい、盛りだくさんの内容のセミナーでした。色々と資料を見返して、今後の授業にも活かしていければと思います。
・普段思っていても、行動できないことや世界の情勢などを授業の中で子どもたちにどう伝えてあげたら良いのか、糸口を掴むことができた気がします。
・実際にラオスに行った先生方の熱量には驚きです。とても刺激的な体験だったのだと想像できます。

次回(2月3日)第3回国際理解教育実践セミナー

次回2月3日(土)のセミナーでは、「授業実践報告会」として、教師海外研修でラオスを訪れた参加者が実際に学校で実践した授業の報告会を行う予定です。詳細は以下をご覧ください。

第3回国際理解教育実践セミナー

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