ジョージアからガマルジョバ! 茨城県立並木中等教育学校とジョージアの公立学校とのオンライン交流会

2024.02.19

初代ジョージアJICA海外協力隊員として活動中の扇澤舞さん(つくば市出身)が現地の人々と接する中で「日本とジョージアの生徒同士の交流を通じて、互いを知り、異文化理解を育む機会をつくりたい」と思い、首都トビリシ市の公立学校とのオンライン交流会を企画し、茨城県立並木中等教育学校の協力を得て、2024年1月25日に実施しました。

この日を迎えるにあたり、2023年12月には、扇澤さんによるジョージア紹介を行いました。初めて知るジョージアの話に、ジョージアへの関心が高まった並木中等教育学校の生徒たち。今度はジョージアの生徒たちに日本文化やリアルな高校生活を伝えようと、交流会に向けて一生懸命に準備をしてくれました。

交流会では、オンラインでつながった喜びから、笑顔でスタート。
冒頭、1人ずつ英語で自己紹介をしたのち、互いの国や、自分たちが通う学校について紹介しました。

ジョージアの生徒の発表では、制服はなく服装は自由であること、図書館やホールなどの設備があること、放課後のクラブ活動などは皆積極的に参加していることなど写真とともに紹介があり、並木中等教育学校の生徒たちは終始熱心に耳を傾けていました。

並木中等教育学校の発表では、生徒たちが交代で校内の給食や掃除の時間、クラブ活動や修学旅行など紹介しました。制服の話題では「卒業式の第二ボタン」についても紹介。日本ならではの風習にジョージアの生徒たちも興味を持った様子でした。

後半は並木中等教育学校の生徒たちが、「日本について楽しみながら知ってほしい」と作成した「日本紹介オリジナルカルタ(英語)」を行いました。事前にカルタの画像データをジョージアに送り、印刷したものを当日配布、日本側では並木中等教育学校の生徒さんたちが順番で札を読み上げました。ジョージア側では生徒たちがカルタに挑戦し、笑い声が聞こえる楽しい時間を共有することができました。

交流会を終えて、並木中等教育学校の生徒からは、「また交流会をやって、もっとジョージアの生徒と話してみたい」と意欲的な声をたくさん寄せていただきました。準備から当日まで交流会をサポートしてくださった並木中等教育学校の柳橋春和先生は「ジョージアとの交流会を通して生徒たちの輝く姿を見ることができ、生徒だけでなく私自身にとっても素晴らしい体験となりました。またぜひ交流会を実施したいです。」との感想を頂きました。

扇澤さんからは「お互いの文化や学校教育について関心を持ち、前向きに交流会に参加した生徒たちの様子を見て、大きな手応えを感じることができました。両国のつながりを深めていく取り組みの小さな一歩として捉え、今後の活動につなげていきたいと思います。今回の交流会は日本とジョージア、双方の学校の先生方、生徒の皆さんはじめ、国境を越えた沢山の方々の協力なしには成立しませんでした。本当にありがとうございました」と熱いメッセージが届きました。

ジョージア側の会場で運営サポートする扇澤隊員(左端)

並木中等教育学校生徒たちが作成したの日本紹介カルタを楽しむジョージアの生徒

日本紹介カルタを読み上げる生徒たち

交流会参加生徒で記念写真

交流の様子

【隊員情報】
JICA海外協力隊 扇澤舞さん
(2022年度3次隊/青少年活動/つくば市出身)

12月のジョージア紹介企画
教室とつながる世界! 【ジョージアからガマルジョバ!(こんにちは)】 | 日本での取り組み - JICA

JICA MAGAZINE 2月号 ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使×扇澤舞さん対談記事
人と人との交流が 2国間の関係を強固にする【ジョージア】|JICA MAGAZINE | 広報誌 JICAマガジン

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