課題別研修「アフリカ地域都市上水道技術者養成」が終了しました

2023.11.08

この研修は2023年9月4日から9月21日まで遠隔研修で、水道計画、管路更新計画、浄水処理、水質管理、メーター管理、無収水対策、料金・顧客管理、水需要予測、広報といった都市水道に関する幅広い知識を学んだ後、10月16日から11月2日まで来日プログラムで研修を実施しました。今年度はエチオピア、マダガスカル、マラウイ、ナイジェリア、ルワンダ、南アフリカ共和国、南スーダン、ザンビアから8名の研修員が参加しました。

このコースは2008年のTICAD IV(第4回アフリカ開発会議)を契機に開始され、毎年実施されています。横浜市で再び2025年にTICAD9(第9回アフリカ開発会議)を開催することが決定したこともあり、横浜市水道局、横浜ウォーター株式会社にご協力いただき、今年もまた日本の近代上水道発祥の地の横浜で研修が実施され、研修員たちは都市水道に関する幅広い知識を習得しました。研修の最後には、帰国後に各研修員が職場で実施する「上水道のアクションプラン」を作成しました。

研修の最後に開催される評価会では、「研修の内容はとても役立つし、研修は興味深かった。また、他の研修員から学ぶことも多く、大変良かった」、「どのような機材が漏水探知に使われているのかを理解できた」、「帰国したら研修教材を使って、部下を教育したい」、「研修で学んだことを自国で活かし、アクションプランも実現し、水道事業の発展につなげたい」等、様々な感想が述べられました。

JICA横浜は来年度以降も、横浜市水道局、横浜ウォーター株式会社と協力し、より良い研修を実施するために取り組んでまいります。

水道工事現場の見学

水道工事現場の見学

小雀浄水場(横浜市戸塚区)にて、横浜市水道局職員から説明を受ける

小雀浄水場(横浜市戸塚区)にて、横浜市水道局職員から説明を受ける

全員で記念撮影

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