キンシャサ特別州国立職業訓練校整備計画

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訓練生が所狭しと並ぶ講義室

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新校舎の完成後のイメージ

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建設現場の様子(2013年10月時点)

コンゴ民主共和国(以下、コンゴ(民))国立職業訓練校(INPP:Institut National de Preparation Professionnelle)の中でも最大規模を誇るキンシャサ特別州校では、手に職を求めて通う訓練生で常に活気が溢れている。しかしながら、彼らの訓練環境は厳しい状況にある。訓練施設は老朽化が著しく、増加の一途にある訓練生はその収容可能人数を超えており、一部の訓練生が講義室の外から講義を受講するという事態も生じている。また、実践的な訓練を行う実習室は騒音や振動を抑えるための構造となっておらず、また照明が適切に配置されていないため十分な照度が確保されていない。加えて、質・量の両面で訓練機材が十分ではない。何十年も前に作られた数少ない機材を大勢の訓練生が取り囲んで使用している。

職業訓練の質の向上には、ソフト面のみならず、ハード面での改善も不可欠である。そこで、日本は無償資金協力によってINPPキンシャサ特別州校の新校舎(訓練棟と管理棟)の建設と訓練機材(機械、自動車、電気、電子、溶接・板金、建築・土木・木工等に関連するもの)の供与を行っている。この支援により、同校はコンゴ民において最もハード面で充実した職業訓練校の1つになる。

【スキーム】
無償資金協力
【実施期間】
2012年6月〜2016年6月
【実施地域】
キンシャサ
【実施機関】
国立職業訓練校

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案件詳細

活動紹介

2013年6月に着工し、2013年9月の完成を目指して順調に工事が進捗中。