保健アドバイザー

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5S導入前のカルテ保管状況

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5S導入後のカルテ保管状況

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専門家による戦略的マネジメント研修

コンゴ民主共和国(以下コンゴ民)のJICA保健プログラムは、2008年に保健アドバイザーの派遣に始まり、人材の養成を重点としている。

まず、「5S-KAIZEN-TQM」を用いた医療施設でのサービスの質向上に取り組んでいる。既存のリソースを活用し5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)、改善、総合品質管理(TQM)による日本型経営手法を使って病院の運営改善、サービス改善を目的に、保健省と一緒に地方のパイロット病院での導入・普及を支援している。キンシャサ、バ・コンゴ、バンドゥンドゥの3州では各6病院で導入されており、今後は全国展開を予定している。

また、保健省の優先課題の一つとして挙げられる業務効率改善に向け、戦略的マネジメントを用いた業務効率改善にも協力している。行動計画の作成支援の一環として保健省次官の本邦研修に始まり、中央の局長・課長、また各州の保健大臣と保健医務局長を対象に研修を実施してきた。

2008年から年3回の短期派遣であったが、2013年6月より専門家がキンシャサに滞在する長期派遣を行っている。

【スキーム】
技術協力 専門家による戦略的マネジメント研修
【実施期間】
2008年6月21日〜2013年3月31日(短期)
2013年4月1日〜2016年3月31日(長期)
【実施地域】
キンシャサ市ほか
【実施機関】
保健省