持続可能な森林経営及びREDDプラス促進のための国家森林モニタリングシステム強化プロジェクト

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コンゴ河沿いに広がる森林。

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専門家による地方行政関係者への案件説明。

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森林調査の様子。データ収集のOJT。

コンゴ民主共和国は、コンゴ河流域諸国の中で最大の森林面積(155百万ヘクタール、世界の森林の約4パーセント)を有し、その森林の多くがアマゾンに次いで世界第2位の森林面積を誇るコンゴ盆地を形成する。「地球の片肺」と称されるコンゴ盆地の森林保全は、コンゴ民主共和国や中部アフリカ地域のみならず、地球全体の環境保全においても極めて重要である。

ところが、コンゴ民主共和国では、違法伐採を含む商業伐採や鉱山開発等により年間約30万ヘクタール以上の森林が失われているとされおり、コンゴ民政府は世銀等の支援を受け「国家森林保全計画」を推進するとともに、京都議定書に続く気候変動対策に係る枠組み作りの中で検討されている「REDDプラス(注)」の導入を積極的に進めている。

本プロジェクトは熱帯雨林の多くが広がる北西部3州の内、REDDプラスに関連する活動が進んでいるバンドゥンドゥ州を対象とした調査を行い、収集したデータを基に国家森林資源インベントリーシステムを構築した上で、右システムに基づいた森林資源の適正管理実現を目指す。

(注)(参考)REDD(Reducing Emissions from Deforestation and Forest Degradation(途上国における森林減少・劣化からの排出の削減)に森林保全、持続可能な森林経営及び森林炭素ストックの強化を含めた考え方。

【スキーム】
開発調査型技術協力
【実施期間】
2012年5月〜2015年5月
【実施地域】
バンドゥンドゥ州
【実施機関】
環境自然保護観光省

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