アフガニスタン西部における地震被害に対する緊急援助 -物資供与-

2023.10.10

2023年10月10日

 アフガニスタン西部で発生した地震被害に対し、国際赤十字赤新月社連盟(IFRC) からの支援要請を受けて、国際協力機構(JICA)は緊急援助物資供与を下記のとおり実施します。

1. 被災状況
 被害の全容はまだ明らかになっていませんが、アフガニスタン西部のヘラート県において10月7日(午前)11時頃発生した地震により、被災地では甚大な人的・物的被害が発生しています。

10月9日現在の被害状況
 地震規模(マグニチュード)・深さ: M6.3(深さ10km)
 発生場所: ヘラート(Herat)県ジンダージャン(Zindah Jan)地区
 発生時刻: 現地時間 7日11:11 (日本時間 同日15:41)
 ※なお、上記地震発生後も、M5-6クラスの余震が複数発生している。

(2)被災概要
死者   2,445人 (ロイター 9日)
負傷者  2,000人以上 (AP通信 9日)
被災者  1.216百万人(USGS 9日)~1.86百万人(EU/ECHO Flush 9日)
倒壊家屋 震源近くの4地区にある13集落で約1,300棟(IFRC 8日)
インフラへの被害(道路、橋梁、空港、通信、電気、水道等)
 ・Herat空港及びKabul空港は稼働
 ・Injil地区では瓦礫で通行できない道路あり
 ・震源域周辺は電気、通信、水道等の生活インフラがもともと脆弱な地域
 ・KabulからHeratへの道路は紛争等の影響により損傷が大きく、陸送に時間を要する可能性あり

2. 物資供与の内容
(1) 緊急援助物資内容(JICAドバイ倉庫分)
 テント
 毛布
 プラスチックシート
 スリーピングパッド
 ポリタンク
 浄水器

(2) 輸送日程
至近便でカブールへ輸送を調整中。

以上

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