ルワンダ向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名: 経済発展に貢献する産業界のニーズに応える高付加価値人材の育成に貢献

#4 質の高い教育をみんなに
SDGs
#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs

2023.11.06

国際協力機構(JICA)は、11月3日、キガリ市にて、ルワンダ共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「社会変革をもたらす人材育成のための質の高い技術教育プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

ルワンダでは、農業・林業・漁業が GDP の約27% (2022年)を占め、零細農家を中心とした産業構造ですが、ルワンダ政府は一次産業からサービス産業等へのシフトを掲げています。しかし、現状は教育機関から輩出される卒業生の技術・能力は労働市場が期待する水準と乖離しており、教育現場では産業界のニーズに沿った人材育成実現することが急務となっています。

本事業は、ルワンダに8校設置されている高等技術教育機関であるIntegrated Polytechnic Regional College(以下、IPRCという)とそれらを監督するルワンダ・ポリテクニックと共に、産業界と連携したカリキュラム・モジュールの開発・実践(特にIT関連学科)を通じてルワンダの産業人材育成に寄与するもので、SDGsゴール4(質の高い教育をみんなに)及びゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)に貢献します。 

署名式の様子

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名 ルワンダ共和国
案件名 社会変革をもたらす人材育成のための質の高い技術教育プロジェクト
実施予定期間 48ヵ月
実施機関 ルワンダ・ポリテクニック
対象地域 キガリ市、高等技術専門学校が所在する郡(ルリンド郡、他)
具体的事業内容(予定) 産業界がIPRC卒業生に求めるスキルを定義し、その定義に基づいたスキル習得のため、IPRCで実践するパイロット・モジュールの開発および実施をいたします。またその開発、実施プロセスを踏まえカリキュラム全体の改訂プロセス・仕組みの改善を図ります。

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