トーゴ向け無償資金協力贈与契約の締結:バイパス建設によりトーゴ回廊の円滑な交通を実現

#3 すべての人に健康と福祉を
SDGs
#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2023.11.21

(11月24日修正)
11月21日に公開した本リリース2行目記載の限度額に誤りがありました。以下訂正しお詫びいたします。

(誤)40億1,800万円を限度とする
(正)39億3,900万円を限度とする

国際協力機構(JICA)は、11月17日、ロメにて、トーゴ共和国政府との間で、「ソコデ市バイパス道路建設計画」を対象として39億3,900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

トーゴ共和国を南北に縦断するトーゴ回廊は、港を有する首都ロメと内陸国ブルキナファソの首都ワガドゥグまでを結び、ブルキナファソだけでなくマリ共和国、ニジェール共和国、チャド共和国に対する物流の生命線となっています。同回廊は、国内では主に国道1号線と、国道1号線上にある当国中部の都市ソコデから西に分岐する国道17号線とで構成されます。近年、このトーゴ回廊の整備による交通量の増加に伴い、ソコデ市内の渋滞による物流の停滞や歩行者・二輪車との交通事故の増加等が課題となっています。

署名式の様子

署名式の様子

署名式の様子

このような状況を踏まえ、ソコデ市内を迂回するバイパスを建設することにより、ソコデ市街地の通過交通をバイパスに誘導し、市街地の渋滞発生を回避し交通安全を確保すると同時に、国道1号線及び国道17号線の物流の円滑化に貢献することが期待されます。

本事業は、トーゴ回廊全体の効率化を通じて、トーゴ共和国及び内陸国の経済活動の活性化に寄与するもので、SDGsゴール3(すべての人に健康と福祉を)、ゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)及びゴール13(気候変動に具体的な対策を)に貢献します。 

なお、本案件の詳細設計のため、2023年1月に、7,900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結済です。なお、本案件の詳細設計のため、2023年1月に、7,900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結済です。

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名 トーゴ共和国
案件名 ソコデ市バイパス道路建設計画(Projet de Construction de la Voie de Contournement de la Ville de Sokodé)
供与限度額 39億3,900万円
実施予定期間 58ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 公共事業省
対象地域・施設 セントラル州ソコデ市
具体的事業内容(予定) ①施設整備
バイパス道路 約12.7km(片側1車線道路。起点部(国道1号接続部)~国道17号接続部まで)
②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理等

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