セネガル共和国向け無償資金協力贈与契約の締結:高度に衛生管理された水揚施設の整備により、安定的な水産物の輸出振興に貢献

#14 海の豊かさを守ろう
SDGs

2024.01.23

国際協力機構(JICA)は、1月23日 、 セネガル共和国政府との間で、「ジョアール・ファデュトゥにおける水産物付加価値向上のための改良型水揚場整備計画 」を対象として11億1,800万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

セネガルは西アフリカ地域有数の水産国であり、水産物の輸出は同国輸出総額の約12%を占める重要な産業です。しかしながら既存の水揚施設では、雨風や鳥獣の侵入を防ぐことができない、継続的な温度管理がされていない等、水産物の鮮度や品質の劣化が問題となっており、輸出向けとして十分な品質を維持しながら水産物を安定的に流通させることが課題となっています。

署名式の様子

署名式の様子

本案件は既存の水揚施設を高度な衛生管理が可能な施設として整備することにより、貧困層の多い零細漁業者の漁獲物を付加価値の高い輸出品として安定的に流通させ、水産業の振興に寄与するものであり、SDGsゴール14(海の豊かさを守ろう)に貢献します。

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名 セネガル共和国
案件名 ジョアール・ファデュトゥにおける水産物付加価値向上のための改良型水揚場整備計画 (The Project for the Improvement of Advanced Fish Landing Facilities for Valorization of Fishery Products in Joal-Fadiouth )
供与限度額 11億1,800万円
実施予定期間 34ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 漁業・海洋経済省水産局及び企業水産加工局
対象地域・施設 ジョアール・ファデュトゥ市
具体的事業内容(予定) ① 施設整備/機材調達
【施設】水揚施設(約820㎡)、駐車場、公衆トイレ、アクセス道路、海岸境界塀、その他付帯施設
【機材】保冷箱、コンテナ、魚箱、台車、作業台、電子台秤、高圧洗浄機等

② コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理、(ソフトコンポーネントとして)施設管理者等を対象とした施設衛生管理に関する指導等

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