ペルー「グリーンファイナンス普及事業」に対する融資契約の調印(海外投融資):グリーンビルディングや省エネ設備の導入促進を通じた気候変動対策に貢献

#8 働きがいも経済成長も
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2024.03.21

国際協力機構(JICA)は、3月20日、ペルー共和国のBanco BBVA Peru, S.A.(BBVA Peru)との間で、国際基準を満たすグリーンビルディング(注)や省エネ施設・設備の導入を支援するグリーンファイナンスの普及を図るため、150百万米ドルを上限とする融資契約に調印しました。本事業は国際金融公社(IFC)との協調融資として実施します。

ペルーは長期に亘り堅調な経済成長を遂げており、エネルギー消費量、温室効果ガス排出量とも拡大の一途を辿っています。特に、エネルギー消費量が大きいといわれる建物セクターにおいては、ペルー政府が低金利の融資や補助金を提供して持続可能な住宅・建築物の普及を図っていますが、グリーンビルディングを導入する余地は今後も相当に大きいと見られています。

BBVA Peruは、同国内に約300拠点を有する大手商業銀行であり、2018年には同国及び南米地域で初となるグリーンローンを実行するなど、他行に先駆けてグリーンファイナンスの拡大に取り組んでいます。本事業は、BBVA Peruへの長期融資を行うことにより、ペルー全土においてグリーンビルディングや省エネ施設・設備の導入を推進するグリーンファイナンスの普及を支援し、エネルギー消費量削減や効率化をもって同国の気候変動対策に寄与するもので、SDGsゴール8(働きがいも経済成長も)、ゴール13(気候変動に具体的な対策を)、及びゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)に貢献します。

調印式の様子

(注)建設時や運営時におけるエネルギーや水使用量の削減に配慮した、環境性能の高い建物。

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