ドミニカ共和国向け円借款貸付契約の調印:最終処分場の整備により廃棄物管理の改善に貢献

#5 ジェンダー平等を実現しよう
SDGs
#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2024.04.17

国際協力機構(JICA)は、4月16日、ドミニカ共和国の首都サント・ドミンゴにて、同国政府との間で、「統合的な固形廃棄物管理改善事業」を対象として66億6,000万円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

ドミニカ共和国の首都サント・ドミンゴにあるドゥケサ廃棄物処分場は、首都圏のゴミを一手に引き受ける巨大な最終処分場ですが、適切な管理がなされていないために悪臭や土壌汚染、さらにはゴミから発生するガスに着火し大規模な火災が発生する等、煙と異臭により、首都圏地域にて大気汚染や健康被害が確認されています。

本事業は、首都サント・ドミンゴ特別区内唯一の最終処分場であるドゥケサ処分場において、廃棄物の適切な処分を行うための場内整備を行います。また、本事業により廃棄物収集ができなくなるウェストピッカー等の経済的影響を受ける人々を対象とした、職業訓練等各種支援を実施します。これら支援にあたっては、ジェンダーに配慮した計画がなされており、本事業を通じてSDGs(持続可能な開発目標)ゴール5(ジェンダー平等を実現しよう)、ゴール11(住み続けられるまちづくりを)、ゴール13(気候変動に具体的な対策を)に貢献します。

事業の詳細は以下のとおりです。

1.借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
統合的な固形廃棄物管理改善事業
(Project for the Improvement of Integrated Solid Waste Management)
6,660 1.70 1.70 30 10  IDB
アンタイド※

※調達国はIDBの加盟国に限定される。

2.事業実施機関

3. 今後の事業実施スケジュール(予定)

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