観光レジリエンスセミナ―及びワークショップ

掲載日:2024.03.14

イベント |

概要

会議名:観光レジリエンスセミナー及びワークショップ
開催日:2024年2月7~8日
主催: JICA及び世界観光レジリエンス・危機管理センター(GTRCMC)
場所:ジャマイカ、キングストン

主な参加者

  • Edmund Bartlett観光大臣(ジャマイカ観光省)
  • Lloyd Waller教授(Executive Director、世界観光レジリエンス・危機管理センター)
  • 高松正人氏(観光レジリエンス研究所 代表)
  • バルバドス、ベリーズ、ドミニカ共和国、ガイアナ、セントクリストファー・ネービス、トリニダード・トバゴ、ジャマイカ、および日本の観光業および政府機関の主要ステークホルダー及び国際機関(CARICOM、CTO、CDEMA、UN Tourism)
  • 河崎充良支所長、栗本愛企画調査員(JICAジャマイカ支所)
  • 松村直樹特別嘱託(JICA地球環境部)、佐藤知美(JICA経済開発部)

背景・目的

カリブ諸国は観光産業に依存している反面、自然災害や気候変動にもっとも脆弱な地域として知られています。カリブ地域と同様に多くの自然災害に見舞われている日本が、観光分野における災害危機管理の経験・知見を共有することによって、カリブ諸国における観光危機管理能力の向上に貢献します。

世界観光レジリエンス・危機管理センター(GTRCMC)は、カリブ地域の観光産業における危機管理の手法を普及する中心的な役割を果たす目的で、2018年に西インド諸島大学(UWI)に設立された組織です。JICAは、2022年にジャマイカ政府からの技術協力の要請を受けて、カリブ諸国間の観光危機管理における連携が強化されることを目的に2年間の研修事業を実施しています。

ワークショップ参加者集合写真

ワークショップ参加者集合写真

内容

ワークショップ参加者は、災害等が発生した場合、観光客や観光事業が受けうる影響を高松氏主導のもと共同で分析し、対策案を立てたうえで、訪問者の安全を確保しつつ観光事業をどう継続すればよいのか考え、議論しました。2日間のプログラムを通じて、観光の強靱性に向けて、各国若しくは各機関ごとに戦略を開発するための実用的な知識を身に着けることができました。

ワークショップの様子(中央:観光レジリエンス研究所 代表 高松氏)

ワークショップの様子(中央:観光レジリエンス研究所 代表 高松氏)

ワークショップの様子

ワークショップの様子

セミナーおよびワークショップの成果は、2月16~17日に実施されたGlobal Tourism Resilience Day ConferenceでUN Tourism他、各国関係者向けに発表されたと共に、来年度実施予定の同研修で活用される予定です。

Global Tourism Resilience Day Conferenceの集合写真

Global Tourism Resilience Day Conferenceの集合写真