【COP28サイドイベント】世界の埋立地から排出されるメタンガスを削減する!~福岡方式の可能性を探る~

掲載日:2023.12.28

イベント |

パネルディスカッションでコメントするJICA地球環境部 宮崎次長

パネルディスカッションでコメントするJICA地球環境部 宮崎次長

報告者

氏名 所属 肩書
土畑 いづみ 地球環境部環境管理・気候変動対策G 企画役

概要

開催日: 2023/12/2
・主催:環境省・福岡市
・共催:国連ハビタット アフリカのきれいな街プラットフォーム (ACCP)
・JICAは協力機関
・登壇者:環境省、福岡市、福岡大学、JICA、国連ハビタット(UN-Habitat)、短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)、国連工業開発機関(UNIDO)、ケニア・キアンブ県、株式会社エイト日本技術開発
会場名(パビリオン名):ジャパン・パビリオン

登壇者

氏名 所属 肩書
水谷 好洋 環境省 地球環境局 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官室 参事官
中村 卓也 福岡市 環境局 局長
松藤 康司 福岡大学 名誉教授
宮崎 明博 JICA地球環境部 次長兼環境管理・気候変動対策グループ長
星野 幸代 国連ハビタット(UN-Habitat) 本部長補佐官
Mr. Donovan Storey* 短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC) 廃棄物エキスパート
Mr. Virender Kumar Duggal アジア開発銀行(ADB) 首席気候変動専門官
Mr. Alois Posekufa Mhlanga 国連工業開発機関(UNIDO) クライメイトテクノロジーズイノベーションユニットチーフ
Ms. Monicah Kingori* ケニア・キアンブ県 環境アシスタントディレクター
大寺 泰輔 ㈱エイト日本技術開発 国際支社 事業推進部 グループマネージャー
Ms. Cynthia Malava ㈱エイト日本技術開発 国際支社 都市環境・資源・マネジメント事業部

背景・目的

廃棄物管理におけるメタンガス排出削減策の一つとして注目される最終処分場の処理方式・準好気性埋立構造(福岡方式)について、具体的な導入事例や、導入にあたって活用可能な資金支援スキームの紹介を行うとともに、様々な立場から発信し、議論することで、福岡方式の今後の可能性を探ることを目的として開催された。JICAからは、JICAのグローバルアジェンダ(GA)や日本政府の都市間連携に係るイニシアティブとの連携を踏まえ、開発途上国における同方式導入の有用性や人材育成の重要について述べ、議論を深めた。

内容

メタン削減推進活動や海外で福岡方式の導入支援をしている専門家等による基調講演及びパネルディスカッションを通じて、準好気性埋立構造・福岡方式が、メタンガス排出削減や都市の生活環境改善に向けて如何に貢献しうるかをテーマとして発表・議論が行われた。JICAは、宮崎明博・地球環境部次長兼環境管理・気候変動対策グループ長がパネルディスカッションに登壇し、福岡方式が開発途上国の抱える課題解決に向けた一つのソリューションになり得ること、廃棄物管理の向上を目指すためには人材育成が最も重要であること、JICA クリーン・シティ・イニシアティブや、環境省とともに推進するクリーン・シティ・パートナーシップ・プログラム(C2P2)に基づき、日本国内の多様なリソースや他の開発パートナーとともに、開発途上国の廃棄物管理能力の向上に引き続き取り組んでいく旨、発信しました。