各国で活躍したJICA海外協力隊 70人が出席:帰国した隊員への外務大臣感謝状授与式

2023.12.13

11月29日、外務省飯倉公館(東京都港区)で外務大臣感謝状授与式(外務省主催)が開催され、任期を終えて帰国した隊員70人が出席しました。授与式は、コロナ禍を経て、約4年ぶりの開催となります。来賓として、JICAボランティア事業を応援する国会議員や現職参加した帰国隊員の所属先代表者も参加されました。

現地の人々と共に、課題解決に取り組む「草の根外交官」

高村正大外務大臣政務官は、冒頭のあいさつで草の根外交官として現地の経済や社会の発展、相互理解の促進に貢献した帰国隊員をたたえ、一人一人に感謝状を授与しました。

高村正大外務大臣政務官より、一人一人に感謝状を授与

高村正大外務大臣政務官より、一人一人に感謝状を授与

「より良い世界に向けて」自分にできることを

「外務省提供」代表挨拶を述べる濱本義実さん

代表挨拶を述べる濱本義実さん

出席した帰国隊員を代表して、コミュニティ開発隊員としてパラグアイで活動した濱本義実さん(広島県出身)は、「私達の活動は、コロナ渦に始まった。そのような中、協力隊参加の貴重な機会を得て、任期を全うすることができたのは、いつも明るい現地の同僚や友人達、苦楽を共にしてくれた協力隊の仲間達、遠い日本から支えてくれた友人や家族、外務省・大使館・JICA等多くの関係者の方々の支援と国民の皆様の理解のおかげ。今後はこれらの経験を活かし、国際社会の一員として、『より良い世界に向けて』自分にできることをしていきたい」と活動を振り返り、感謝の言葉を述べました。

国内での課題解決に期待

授与式に引き続いて行われた懇談会では、冒頭で高村政務官が上川陽子外務大臣の挨拶を代読し、日本の開発協力の一翼を担って任国で活躍したことに対する敬意とともに、JICA海外協力隊として開発途上国で培った知見や経験を国内の課題解決に活かしていくことへ期待を述べられました。続いて、JICA議連を代表し、松本剛明衆議院議員から帰国隊員への労い、今後の活躍への激励をいただきました。
懇談会の最後に、山田順一JICA副理事長から、コロナ禍で活動した隊員へ敬意を表し、今後も開発途上国、日本国内の期待に応えて協力隊事業を推進していくこと、来賓と外務省への感謝の意を述べ、閉会となりました。

懇談会の様子①

懇談会の様子①

懇談会の様子②

懇談会の様子②

「外務省提供」

「外務省提供」

「外務省提供」

<来賓> ※五十音順
青柳仁士衆議院議員、石井拓衆議院議員、小熊慎司衆議院議員、小渕優子衆議院議員、中谷真一衆議院議員、野間健衆議院議員、藤井比早之衆議院議員、松本剛明衆議院議員、和田有一朗衆議院議員、鈴木宗男参議院議員秘書、掘井健智衆議院議員秘書
井家通氏(石川テレビ放送株式会社 本社営業部 取締役営業本部長)、渋谷信雄氏(小田急電鉄株式会社 運転車両部海老名乗務所 所長)、鈴木真吾氏(富士通株式会社 ソフトウェアオープンイノベーション事業本部 シニアマネージャー)、積奈津子氏(特定非営利活動法人 国際農民参加型技術ネットワーク 研究員)

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