【終了】みんなで考えよう「誰も取り残さない教育」-JICA研究所「障害と教育」×木村泰子先生(大阪市立大空小学校 元校長)-

掲載日:2017.02.27

イベント |

イベント内容

JICAでは、「インクルーシブ教育」(注1)について理解を深めるため、2009年より過去8回のセミナーを開催しています。

今回はJICA研究所の研究プロジェクト「障害と教育」の研究代表者が「開発途上国における障害児の就学実現に向けた課題」について紹介し、その後、映画「みんなの学校」(注2)の舞台となった大阪市立大空小学校の木村泰子元校長より「大空小学校の実践にみるインクルーシブ教育実現に向けたヒント」を紹介いただきます。

日本もインクルーシブ教育の分野においてはまだまだ発展途上にある中、開発途上国の障害児が直面している課題と、大空小学校における実践を学ぶことで、今後の途上国に対する援助方策を再検討し、多種多様な文化・地域にあったインクルーシブ教育実現を検討する機会となればと考えています。ぜひご参加ください。

(注1)インクルーシブ教育
教育における多様な学習者(障害、貧困、僻地、女子、少数民族など)が教育や学習において排除されないよう、全ての学習者のニーズに対応するための教育システム全体を変革する過程。インクルーシブ教育の目的は「教師と学習者が多様性を積極的に評価し、問題(problem)としてではなく、挑戦(challenge)や豊かさ(enrichment)と捉えることができるような状況を意図する」としています。(UNESCO, Overcoming Exclusion through Inclusive Approaches in Education, 2003) 

(注2)映画「みんなの学校」
すべての子どもに居場所がある学校つくりを目指す大阪市立南住吉大空小学校の取り組みを、長期にわたり丁寧に追い続けた教育ドキュメント。平成25年度(第68回)文化庁芸術祭大賞受賞。

プログラム

17時00分  開会挨拶

17時10分~17時50分 【1部】JICA研究所「障害と教育」研究成果を基に講演
テーマ:『開発途上国における障害児の就学実現に向けた課題』
(1)講師:黒田一雄JICA研究所客員研究員 (早稲田大学アジア太平洋研究科教授)
「開発途上国における障害児の教育の現状」
(2)講師:杉村美紀氏 (上智大学総合人間科学部教授)
「開発途上国におけるインクルーシブ教育の在り方」

17時50分~18時40分 【2部】木村泰子氏による基調講演
テーマ:『大阪市立大空小学校が「みんなの学校」となったわけ』
講師:木村泰子氏 (大阪市立大空小学校元校長)

18時40分~19時25分 質疑応答

19時25分~19時30分 総括・閉会挨拶

登壇者

黒田一雄JICA研究所客員研究員 (早稲田大学アジア太平洋研究科教授)
杉村美紀氏(上智大学総合人間科学部教授)
木村泰子氏(大阪市立大空小学校元校長)

問い合わせ

JICA人間開発部 課題支援ユニット(担当:武藤・泉)
電話:03-5226-6594 メール:Kadaishien-ningen@jica.go.jp

申し込み方法

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